保険適用と適用外の違いとは?

静岡市駿河区小鹿にある小さな整体院、代表の大島由記子です。


たまにお電話で「保険はききますか?」お問い合わせがあるのですが、大抵の方は、適用外ですと言うとそのまま電話を切ります。

その理由はなぜでしょうか?

①事故で保険適用でないと保険がおりない
②保険がきかないと高い
③保険がきかない所は怪しい、よくならない

のどれかだと思います。

しかし、その考えは非常に残念です。

「適応」とは、効果が医学的に認められ、使用の対象となることである。 適応とするか否かは、必ずしも公的な審査・承認とは関係ない。 一方で「保険適用」とは、公的な審査・承認を経て、健康保険からの給付の対象として認められることである。 保険適用されている治療法や薬剤では、それぞれ適応が決まっている

※Googleより抜粋

となっており、医学的根拠に基づき、国に承認されている治療の事を指します。

ですが、以前から申し上げていますが、医学では骨格が歪むという考え方がありません。例えば事故を起こし、ムチウチになり、首が動かせなくなったとします。この場合の保険診療は、電気治療(筋肉や靭帯を緩める)、医学的に定められたマッサージ、牽引などを行います。期間も目一杯通っても、なかなか良くならない、そこから首がおかしくなってしまったという方がたくさんいます。

ではなぜ首が動かせなくなったのでしょうか?

駿河からだ回復堂に来られるムチウチの方に共通しているのは、『頚椎〜胸椎(背骨)のズレ』なのです。
頭はボウリングの球程の重さがあります。事故の衝撃で、その頭が大きく振られ、首から背骨が大きく歪んでしまいます。

果たしてそれが電気治療やマッサージで良くなるものなのでしょうか?

先程も申し上げましたが、医学には『骨が歪む』という考え方はありません。医学ではエビデンス(根拠)が必要なのですが、その証明をする事がなかなか難しいのです。殆どの方が「動かすと痛い」のですが、レントゲンやMRIは静止状態でしか撮れず、筋肉もうつらないため、神経を圧迫していると証明ができないのです。

駿河からだ回復堂では、医学的ではなく、『解剖学的根拠』に基づき、施術を行います。それはレントゲンにも映らない神経や血管などの圧迫を、骨や筋肉、神経などの位置から原因を見立て、施術をしていくという事です。
この場合、保険では認められておらず、自由診療(保険適用外)となりますが、何故自由診療があるのか理解していただけたかと思います。
最近は保険診療をやっている接骨院さんで、自由診療の施術を行っている所が多いのは、保険診療だけでは良くできない事があるからなのです。

事故の後遺症が…とおっしゃる方は多いのですが、早期対応が大切なのです。
痛めてしまった筋肉や靭帯の修復は時間が解決しても、歪んでしまった骨格がちゃんと戻っていないと、ずっと筋肉と靭帯は引っ張られたままになり、なかなか改善しません。長期的にその骨格でいると、元の位置に戻りにくくなってしまいます。

何ヶ月も電気治療に週2、3回通うのと、数回自由診療に通って良くするのはどちらが良いでしょうか?

『医学的根拠』と『解剖学的根拠』は全く別物です。

当院では、現役の医師、看護師さんも多く来られています。
保険適用外がダメなのかどうか、私のブログを見て考えていただくきっかけになればと思います。

ここまでご覧くださりありがとうございました。