可動域検査では関節包の動きの少ない部位を見つける
回復療法では、
「関節は一定の隙間を保ったまま動く」と
いう原則に基づき検査していきます。
そのため、膝関節の隙間が狭い部位が
患部と特定できます。
可動域検査ではまず、
中枢に対して近位にある大腿骨を固定して、
頸骨頭を前後・左右・回旋と動かしてみます。
関節腔が狭い部位=関節包が伸びない部位に
何か異常があることがわかります。
そこで、浅い部位にある
筋膜・腱の引きつりや
癒着を見つけていきます。
次に、同様の可動域検査を行い、
靭帯に引きつりや伸展障害があれば
その異常を見つけていきます。
最後にまた同様の可動域検査を行って、
関節包が伸張しないかを探ります。
すべきことは簡単なので、
しっかり大腿骨を固定して、
その固定した大腿骨に対して
頸骨を動かし、
各種膜(筋膜・腱・靭帯・関節包)の
伸張度合いを検査していきます。
膜が動かない箇所が
変形性膝関節症の原因部位です。
2018/10/24